普通ボイラー溶接士の紹介

普通ボイラー溶接士のご紹介

ボイラー(小型ボイラーを除く。)又は第一種圧力容器(小型圧力容器を除く。)の溶接の業務のうち、溶接部の厚さが25㎜以下の場合又は管台、フランジ等を取り付ける場合の溶接の業務を行う際に必要な資格です。

受験について

1.試験科目・試験時間

種 類 試 験 科 目 出題数 試 験 時 間
学 科 ボイラーの構造及びボイラー用材料に関する知識 5問 13:30~16:00

2時間30分
ボイラーの工作及び修繕方法に関する知識 5問
溶接施行方法の概要に関する知識 10問
溶接棒及び溶接部の性質の概要に関する知識 6問
溶接部の検査方法の概要に関する知識 3問
溶接機器の取扱方法に関する知識 3問
溶接作業の安全に関する知識 3問
関係法令 5問
計100点
実 技 下向き突合せ溶接及び立向き突合せ溶接 1時間

※出張試験における試験開始時刻は、別途会場ごとに定められます。

2.受験資格

コード
番号
受験資格 添付書類
1 1年以上溶接作業の経験がある者(ガス溶接・自動溶接を除く。) ・事業者証明書
  1. 実技試験は、学科試験合格後引き続き受験する者又は学科試験全部免除者が受験することができます。

事業者証明書の用紙をダウンロード

3.免除科目

科目の免除を受けることができる者 免除科目 手 続 添付書類
普通ボイラー溶接士免許試験の学科試験に合格した者で、その学科試験が行われた日から起算して1年以内のもの 学科:全部
(実技試験のみ受験すればよい。)
受験申請書B欄の学科「全部免除」を○で囲む。 ・免許試験結果通知書の写し
普通ボイラー溶接士免許の有効期間が満了した後2年を経過しない者 ・有効期間が満了した普通ボイラー溶接士免許証の表裏の写し又は・免許試験結果通知書(実技)
溶接工の技りょうに関する試験の方法等を定める告示(平成10年運輸省告示第417号)第2条の規定による次の分類の溶接工の技りょうに関する試験に合格した者
1 M 2種O級 A
2 M 3種O級 A
3 M 2種P級 A
4 M 2種V級 A
5 M 3種V級 A
実技:全部
(学科試験のみ受験すればよい。)
受験申請書B欄の実技「全部免除」を○で囲む。 ・該当する溶接工の技りょうに関する試験合格証の写し
鋼船構造規程(昭和15年逓信省令第24号)第25章第3節に規定する1級A種、2級A種、1級B種、2級B種又は1級D種の溶接技倆試験に合格した者 ・該当する溶接技倆試験合格証の写し
電気事業法による溶接方法の認可を受けた溶接士のうち裏あて金を用いる被覆アーク溶接(A)の区分で
1.W-1又はW-2の試験材で、それぞれfv、fvo、fvh、fvohの姿勢で行ったもの
2.W-3又はW-4の試験材で、r又はeの姿勢で行ったもの
・該当する溶接検査合格証【注意1】の写し
  1. 平成12年10月1日より前に発行されたものに限ります。

4.普通ボイラー溶接士免許の有効期間が満了した後2年を経過しない者の試験の免除

普通ボイラー溶接士免許の有効期限が満了した後2年を経過しない方は、学科試験が免除となりますが、さらに、都道府県労働局長がボイラー溶接士としての技能の低下が認められるとして、免許の有効期間の更新をしなかった場合(ボイラー則第107条第2項)以外の方は、実技試験も免除されます。
その場合には、溶接の試験板の裏曲げ試験の成績が合格基準に合致する必要がありますので、所轄都道府県労働局にお問い合わせください。

添付書類の作り方はこちら

受験申請から資格の取得まで

受験申請書を用意
受験申請書類を作成
  • 添付書類
    受験資格を参照して下さい。
  • 試験手数料
    注意:受験票を発行した後は試験手数料の返還はできません。
  • 証明写真(2.4cm×3.0cm)
受験申請書を提出

注意:出張特別試験については提出先及び受付期間が地区ごとに異なりますのでこちらを参照してください(当協会本部[東京都千代田区西神田3-8-1 千代田ファーストビル東館9階]には提出できません)。

  • 提出先:各安全衛生技術センター
    受験を希望するセンターに提出してください。
  • 提出方法及び受付期間
    1. 郵便(簡易書留)の場合
      第1受験希望日の2か月前から14日前(消印有効)までに郵送してください(定員に達したときには、受験日は第2希望日になります)。
    2. センター窓口へ持参の場合
      直接提出先に第1受験希望日の2か月前からセンターの休業日を除く2日前(例:試験日が月曜日の場合、2日前は前週の木曜日になります。)までに持参してください(定員に達したときには、受験日は第2希望日になります)。
      〈当協会及び各センターの休業日は、土曜日、日曜日、国民の祝日・休日、年末年始(12月29日~1月3日)及び設立記念日(5月1日)です。〉
      ※実技試験のみを受験(学科試験全部免除)する場合の受付期間は、各センターの「実技試験案内」をお読みください。
      注意事項も併せてお読みください。
受験票の受取
  • センターで受験する場合、受験申請書郵送後10日過ぎても受験票が届かないときは、第1希望日・第2希望日のうち早い方の試験日の2日前(休業日を除く。)までに申請先のセンターに必ず連絡してください。
  • 出張特別試験を受験する場合、出張特別試験案内に記載されている日までに受験票が届かないときは、試験日の3日前(休業日を除く。)までに試験実施のセンターに必ず連絡してください。

注意:受験票を発行した後は試験日の変更及び試験手数料の返還はできません。

試験

合格基準

  • 学科試験
    科目ごと(第一種衛生管理者試験の科目のうち範囲が分かれているものについては範囲ごと)の得点が40%以上で、かつ、その合計が60%以上であること。
    ただし、特別ボイラー溶接士試験及び普通ボイラー溶接士試験は得点の合計が60%以上であること。
  • 実技試験
    1. クレーン・デリック運転士試験、移動式クレーン運転士試験及び揚貨装置運転士試験減点の合計が40点以下であること。
    2. 特別ボイラー溶接士試験及び普通ボイラー溶接士試験全ての試験片が曲げ試験結果判定に合格すること。
試験結果の通知等
  • 合格の場合は「免許試験合格通知書」又は「実技試験受験票」※、それ以外の場合(学科試験合格後に実技教習を受ける場合を含む。)※は「免許試験結果通知書」でお知らせします。

※学科と実技のある試験について

  • 学科試験に引続いて実技試験をセンターで受験する場合
    学科試験合格の場合は「実技試験受験票」で、それ以外の場合は「免許試験結果通知書」で結果をお知らせします。
  • 学科試験に引続く実技試験を受験しない場合(実技教習を受ける場合)
    学科試験合格の場合は「免許試験結果通知書」(「学科試験 合格、実技試験未受験」と表示)、それ以外の場合は「免許試験結果通知書」で結果をお知らせします。
  • 電話等による試験結果の照会には、一切応じられません。なお、試験結果発表日を10日 以上過ぎても「免許試験結果通知」等が届かない場合は、御連絡ください。
  • 試験結果は、センターのホームページに掲載します(スマートフォン、携帯電話などでは、ページが全て表示されない場合があります。)。なお、ホームページへの掲載は受験者の便宜を考慮した補助的な方法ですので、必ず上記受験者御本人宛ての通知書等で御確認ください。
合格

合格後の手続きはこちら

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